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zoom RSS 【U日記】 (12) コンペ・デフ編

<<   作成日時 : 2010/02/19 23:15   >>

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コーナーの頂点付近でイン側タイヤが浮いてパワーを掛け過ぎて「ギュイィィ〜ン!」。
俗に言う「デフが鳴く」って現象ですね。
気をつけてはいるのですが・・・そんな「デフ」についての講義です。
それではU島さん、お願いしま〜す。



【デフとは】

今回はコンペのデフ編です。

ご存じのようにデフの目的は「コーナーリング中の内輪、外輪の回転差を吸収するもの」で、これによりスムースな旋回が得られます。

ただ旋回速度が上がってくると横Gによってロールが増えて左右輪の加重差が大きくなり、最終的にミューが少ない内輪が空転を始め、それと同時に外輪の駆動が減って内輪が空転だけして車が前に出ない状態になります。

エコではほとんど選択肢が無い場所ですが、コンペでは慣れてくれば来るほど難しく、分からなくなるのが「デフ」です。

基本的には
 ・「スルスル」デフ 走りやすいがトラクションが薄くなる
 ・「固い」デフ    トラクションは掛かるがリバースステアーになって扱いにくい
昨今はタイヤグリップも上がり更にデフの重要性が感じられます。



【デフの種類】

デフも

 ・FGオリジナル(一般的なデフ)
 ・2プレート
 ・4プレート
 ・ビスカス
 ・マグネットデフ
 ・パワーロックデフ

と種類も多く選択肢も増えていますが、いかんせん単価が高いので試して見る事が出来ない、噂を信じるほかない、と言う事になります。

これだけ種類が多いのはとりもなおさずまだ「万能の優れもの」が無い!
それぞれに長所はあるがしかし短所もまたある、のが現状です。


そこで今回は「デフ持ち」の私が手持ちのデフで比較を行い、私流の評価を公表してエキスパートの皆さんを混乱させてその間に優勝を狙う、のストーリーです。
(注意:デフの構造、機能はよく理解していないのであくまでも走行フィーリングです)

今回のデフテストに使用したデフ君達を紹介します。

画像


写真右から、
 ・最近時一番気に入られている「エルコン君」
 ・中央はいざという時のお助けマン「4プレート君」
   彼はグリスとスプリングでスペシャルに変身が出来ます。
 ・一番左はニューフェースの「パワーロック君」で名前は強そうですが評判は賛否両論?
「ビスカス君」は今回は休暇中の為テスト不参加です



【テスト環境】

テスト車両は最近時、やたら調子が良くお気に入りの「百恵ちゃん1号」。

画像


今回のKRSはなぜかハイグリップ、右バンクのハイサイドは無いのでグリップレベル4



【テスト1回目 : 「4プレート君」Withスプリング】

小べベルをスプリングにてプリテンションかけてありトラクション重視!ですが、実際はあまりスプリングが効いておらず「スルスル」です。
グリスはFGのオレンジキャップです。

普段から使用しているので安心して使える。
ターンインの初期もあり、トラクションもほどほどでコースイン初期から普通に走れます。
タイムは22.939。

無難、万能傾向のデフです、これが基準となります。



【テスト2回目 : 「エルコン君」】

サードパーティーのデフでギヤがヘリカルギヤに加工された優れもの?
接触面が多くなるので.......その機能は?

画像


120番のオイルが入っていますが、基本スルスルなので回頭性は今回の中では一番
しかしその逆にトラクションはあまりいいとは言えず、ほとんどのコーナー立ち上がりで内輪の空転が発生して加速不足を感じます。
タイムは22.856秒。

1回目よりも路面グリップが良くなった気がするので、このタイムはグリップの差かも。
右バンクはほぼニュートラル感覚で、気を抜くとスライドします。

スルスル=デフ制限が薄い、のは高速コーナー進入でリヤーが抜ける(スライドする)傾向にありますが、よく言えばどのコーナーでもステアリングを切るとスムースに回頭を始めます。
これが一般的なデフです。



【テスト3回目 : 「4プレート君」With「魔法の白グリス」】

正体不明の魔法の白グリス(まだ入手方法がわかりませんが)。
グリスと言う割には油分が少なくサラサラした見栄え。
しかしその割にはねちっこい!デフカップを持ってまわしてると「ネチ〜ネチネチ」と言った感じです

画像


このねっちっこさも有りタイヤが十分温まるまではテールスライドショーでまともに走れませんが、一旦タイヤが温まると本領発揮で明らかにトラクションが十分にかかって車が前に出ます

当然ですがターンインは若干アンダーに感じますが気にならない程度です。
このせいか右バンクではややアンダー気味で走らせやすかった。

左バンクで程よくトラクションがかかる事と、その結果脱出速度が上がりトップスピードも乗って外周のセクタータイムがアップし22.697秒。
グリップレベル5まで上がった路面ならもっといい感じになるかも!

ただ、今日はクラッチを低めでつないでいたせいか、タイトコーナー立ち上がりで早い段階でトラクションがかかる結果、エンジン回転がすっと上がらない事象も出ました。

白グリスの塗布量でかなり細かい調整が可能で、ホクセイのような路面で使ってみたい気がするグリスで総合評価は○。



【テスト4回目 : 「パワーロック君」】

新顔であまり良い噂を聞かないデフくんです。
ひょんな事からM君が組んだパワーロッデフを入手!自分で組んでいないので素性不明。
まわして見るとかなり重くて「やはりうわさ通りの悪い子」の雰囲気です。

恐る恐るコースイン、だけど最初から普通に走れる!驚き!リヤーが出て暴れる事もなくエルコンのような感触だけどトラクションもしっかりと掛かっています。

これも3回目のテストと同じくタイトコーナー立ち上がりでクラッチが早くつながることによるモタツキを感じましたが、これはあとで調整可能。

タイムは22.528秒!
なんとこれまでの自己ベスト更新!○!

ただ、左バンクのトラクションロス、右バンクのリヤースライドの傾向は若干出ていますので、もう少しセットを変えてやってみます。

悪い子ぶっているけど本当は優等生なのかも?
ただこの子は調整、組み付け方法、オイル量などの変化要素が多くて、時として手に余してしまう事もあるようです。



【総論】

やはり万能デフ、究極のデフは見つかりませんでした。
安定性と駆動性を両立させるのはかなり難しそうな感じで電子系の制御が無ければ無理なのかもしれません。

いずれの場合もオイル粘度でギヤー作動を制限したり、小べベルをプレッシャーで制限したりしていますが、メカニカルでは限界がある感じです。

路面が悪い時はノーマル4プレート、エルコンが適当。
ハイグリップになったら4プレート+白グリス(量の調整は必要)。
普通路面からハイグリップまでを通してパワーロックデフが適応、が今回のインプレでした。

今回のテストは効き味の評価ですが、内部のシム調整によって効きのタイミングを変える事でももう一つの味付けになりますが、正直言って自分にはそこまでわからないのが本音です。

と、言う事で普段はスルスルデフで楽に楽しく走るのが一番です。

エコはノーマルが基本ですがガタ詰め、グリス調整で遊ぶことは意義あるかも。



と言う訳で、走りを激変させるアイテムの一つである「デフ」のお話でした。

こんなに沢山種類があって、オイル粘度やシムでのプレッシャー調整もできる・・・
こりゃ確かにテストのし甲斐がありますね。

って、ズボラな私にはできないテストか!?
何せエコのデフは6年間開けた事がない・・・(^_^;)

私にとってデフは未だ聖域(開けると元に戻せない)のままです。
これを機に、オイル粘度を変えたりして効果を試してみようかな?

ありがとうございました〜。 > U島さん

ではでは

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
デフは深い・・・パワーロックデフは気になる存在ですね〜
ito
2010/02/20 00:34
Itoさんへ

ビスカスとかパワーロックなどの作動原理が書かれた書籍って無いんですかね?
私もデフの話しに付いて行きたいっす。

ではでは
キーマック
2010/02/20 18:35
深いですね…
確かに最後まで同じ効きをキープするには電子デバイスによる制御などが有効となるとは思いますが
その手の開発もヨーロッパなんかで密かにしてそうですね
しかし何処まで進んでしまうんだろう
しん@SRF
2010/02/20 18:44
よって結論は「デフは深い!」
この深さが醍醐味なんです。
U島
2010/02/21 08:07

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