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zoom RSS 【小技】 油圧ブレーキのメンテナンス

<<   作成日時 : 2009/04/07 21:19   >>

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ブレーキを目一杯掛けても、タイヤがスルスルと回転してしまう・・・
普段はブレーキを使わない私ですが、F1は細かいラインの修正などで使ってるので、こりゃ困った。
と言う訳で、本格的に油圧ブレーキのメンテナンスに挑戦することになりました〜。

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ブレーキ操作時のサーボの動作量が少ないようなので、最初はサーボトラブルと思ったのですが、いろいろ調べてみると違いました。
どうやら、ブレーキ・マスターシリンダー/ピストンの動きが重くて、サーボが力負けして引ききれて無いようです。

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これまで、エア抜き油圧ラインのメンテはやった事があるのですが、勇気を振り絞って(^_^;)、マスターシリンダーの分解に取り掛かりました。



【マスターシリンダーの保守】

@ブレーキラインの取外し

先ずは作業し易いように、マスターシリンダーをマシンから外します。

そして、下部のボルト(4mm:赤矢印)を緩めて、ブレーキラインから切り離します。
上下に1個づつOリング(青矢印)が入っているので、無くさないように注意が必要です。

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A蓋の取外し

上部の4本のボルト(2mm)を緩めて蓋を開けます。

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中はブレーキオイルで満たされているので、これを捨てます。
ケース底には2つの小さな穴があり、これがブレーキ動作の要になっているようです。

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B分解

ピストン先端のストッパーや黒いブーツを外すと、

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Eリング(赤矢印)が見えてきます。
この時点でピストンを引いたり押したりして動作を確認してみると、どうやら引いた時(ブレーキを掛ける状態)に引っかかりがある様です。

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Eリングを外してピストンを抜くと、分解終了です。

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マスターシリンダーのケースを注意深く見てみると、Eリングが付いていた所に亀裂(赤矢印)が見つかりました。\(◎o◎)/! (※左が新品のケース)

ピストンが引かれた時に亀裂が広がり、ピストンが斜めになって動きが渋くなり、サーボがピストンを引けなかった様です。

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勿論、シリンダーケースを新品(左側)に交換し、再度オイルの充填とエア抜きをしてこれでOK!

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と思ったのですが、やはりブレーキが効かない・・・
どうやら、原因はマスターシリンダーだけでは無く、キャリパー側にもあるようです。(涙)

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【キャリパー&ピストンの保守】

ブレーキを掛けてみても、パッドが十分にブレーキディスクを挟んでないようです。
赤いキャリパーの中にあるパッドを押すピストンが固着して動きが渋くなっているみたいなので、これを分解してみることにしました。

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@パッドの取外し

パッドカバーを外し、2枚のパッドを引き抜きます。

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Aブレーキラインの取外し

キャリパー上部のボルト(4mm)を緩め、ブレーキラインから切り離します。
先ほどと同じく、上下に1個づつOリング(赤矢印)が入っているので、無くさないように注意します。

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Bキャリパーの取外し

キャリパーとアップライトを接続している2本のボルトを抜いて分解完了です。

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キャリパーの奥に見える円形のものがパッドを押すピストン(赤矢印)で、その真ん中にある黒くて四角いものがパッドをくっつけておく磁石です。

これが本来であれば、油圧で押されて前にスムーズに飛び出てくるのですが、私の場合はピストンの周りについているOリングが硬くなって固着してるようです。

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Cピストンの取外し

キャリパー全体をヒートガンで暖め、キャリパー上部の油圧ラインが接続される穴からコンプレッサーで高圧のエアーを噴きます。
エアーの力でピストンを飛び出させる訳ですが、この方法ではビクともしませんでした。
(通常はこの方法で抜けるらしい)

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そこで、油圧を利用してピストンを抜く方法に変更です。
またもやオイルを充填して、エア抜きを行います。

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マスターシリンダーのピストンを何度もプライヤーで力一杯引き(赤矢印)、キャリパー内のピストンに圧力を加えます。
この際に、片側のキャリパーはパッドを装着しアップライトに組んでおく(通常の走行状態)と、より楽にピストンを押し出せます。

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やっと、ピストンが頭を出してきました。(赤矢印
もうちょっと・・・

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と、取れたぁ!
やはり、ピストン周りの2本のOリングの劣化が原因でした。

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DOリングの交換

新品のOリングに交換します。

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いやぁ、やはり新品は弾力性があって柔らかいですねぇ。
Oリングの表面が銀色になっていますが、これは潤滑粉なので拭き取らないでそのまま取り付けます。

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E組立て

新品のOリングに交換したピストンをキャリパーに挿入(向きに注意:写真は逆で磁石面が外側)し、分解した逆の手順で組上げていきます。

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Fエア抜き

最後にオイルの充填と、念入りにエア抜きを行います。
流石にこれだけの回数エア抜きやると、お手の物になってきました。(^_^;)

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G確認

プロポでブレーキ操作をして、恐る恐るタイヤを手で回してみると・・・
おお〜っ、ロックして回らない!  ←これが当たり前なんですが・・・(^_^;)

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と言う訳で、かなりて手こずってしまいましたが、油圧ブレーキのメンテナンス(修理?)は成功しました。
ホッ! (^_^;)

ブレーキラインのエア抜きを何度やってもブレーキが効かない!と言った症状が出たら、ピストンのOリングをチェックした方が良さそうです。

ご参考まで
って、リアのブレーキも固着してたんだった・・・忘れてた・・・(^_^;)

ではでは

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも参考にさせてもらってます。
私も先週メンテナンスで全バラしましたよ。
キャリパーピストンは同じくエアーで抜けると思って
いたのですが無理でした。
やはりピストン抜きは迷わず油圧で抜くのが一番ですよ!
最初のOリングが見えるまで左右均等に押し出すように
スペーサーか何かを挟んで制限しながらやるとあとは
自然と出てきますね。
またマスタシリンダーをバラしたあとのエアー抜きは
なかなかエアーが抜けなくて厄介ですね〜。
でもエアーが少しでも残ってるとブレーキが効かないので
判り易いんですけどね。

しかし、いつも参考になる内容・・・ありがとうございます!!
himeyan
2009/04/07 22:15
himeyanさんへ

どうも〜、お久しぶりで〜す。

>私も先週メンテナンスで全バラしましたよ。

おお〜っ、そうでしたか!偶然ですね!
先週ブレーキを全バラしてた人って、全国で50人ぐらいいるかも知れませんね。(^_^;)

>キャリパーピストンは同じくエアーで抜けると思って
>いたのですが無理でした。

やはりOリングが固着すると、かなり手強くなってしまいますね。
FORMさんの話だと、Oリングは年に一回ぐらいのペースで換えた方が良いそうです。

つづく
キーマック
2009/04/07 23:43
つづき

>またマスタシリンダーをバラしたあとのエアー抜きは
>なかなかエアーが抜けなくて厄介ですね〜。

そうそう、私も苦労しました。
ブレーキフルードのボトル1本使いましたが、それでも完全に抜けない・・・
結局、途中で目をつぶって止めてしまいました。

>しかし、いつも参考になる内容・・・ありがとうございます!!

himeyanさんの暖かいお言葉で、これからも失敗談・・・じゃなかった(^_^;)ブログを益々書き続けて行こうと思いました。
ありがとうございました。m(__)m
これからも宜しくお願いしま〜す。

ではでは
キーマック
2009/04/07 23:43
エア抜きは頭を真下にして微妙に傾けながらニップルからエアが出やすい角度でやります
作業が終盤になると気泡も小さくなってきますよね
その際マスターシリンダーをドライバーの柄などで軽くコンコンたたきながらやると完全に綺麗に抜けますそれでも気泡が消えないときはホース若しくはジョイントの損傷が考えられますので確かめてみてください
後、キャリバーのピストンがせりだして来ない場合はキャリバー自体を温めると簡単に出る時がありますんでお試し下さい
しん@SRF
2009/04/08 12:27
しんちゃんへ

いろいろと貴重な情報ありがとうございます。
しかし、皆さんいろんなノウハウを持ってるんですね。
これも失敗からの教訓?
頭が下がります。

ではでは
キーマック
2009/04/08 23:55

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