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zoom RSS 【紹介】 テレメトリーロガー「TLS-01」 (概観編)

<<   作成日時 : 2012/08/12 13:14   >>

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皆さん、お久しぶりです。
ブログ更新は滞ってましたが、ツーリング・コンペを中心に遠征なども行いながら楽しんでます。
さて、復帰第一段は、最近入手したサンワ社製の「テレメトリーロガーシステム(TLS-01)」のレポートです。

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【テレメトリーロガーシステムとは】
 このシステムを使うと、プロポの操作(ステアリング、スロットル)状況やマシンの状況(回転数や温度など)をリアルタイムに記録することができ、PCにデータを転送してグラフで分析可能となります。

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F1中継をTVで見てるとアクセル操作などがリアルタイムに表示されますが、正にそれがRCでも実現されたって事ですね!
サンワさん、凄い!

しかももっと凄いのが、
 ・対応受信機を使うとエンジンやモーターの回転数や温度も同時に見れる
 ・サンワ製のプロポだけじゃなくて、他社のプロポ操作も見れる/記録できる
いやぁ、長生きして良かった。(^_^;)

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これさへあれば、あの人やこの人の操縦方法を分析して真似できるから、確実にポジション・アップ!
って、自分のプロポ操作の癖も判るってことか・・・み、見たくない・・・(^_^;)



【テスト要領】

 それでは早速「テレメトリーロガーシステム(TLS-01)」を用いて、何人かの走りを分析してみたいと思います。
今回の獲物 (笑)は以下の5人で、全員マシンはコンペです。
※下図の左上から右回り

 ・最速男こと竹っちゃん
 ・チャンプことI藤さん
 ・関西最強エコ/コンペ軍団のPlus2さん
 ・私(キーマック)
 ・師匠ことU島さん

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●対象データ
採取・分析したのはステアリング(青)スロットル(赤)の2つの操作データです。
グラフの見方は以下のとおりで、右一杯にステアリングを切ってフルブレーキを掛けた状態(開始0秒時点)から、ブレーキを解除してアクセルを徐々に開けながらステアリングを左に戻していっているのが判ります。(開始1.5秒時点)

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●測定サーキット
測定はいつもお世話になっている千葉県のケイチューンで行い、ここは関西のPlus2さん以外の4名がホームコースとしてます。

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ケイチューンはAMBシステムを用いて1周のラップタイムだけではなく、3つのセクター(区間)ごとのタイムも測定できます。
この計測システム(AMB)とTLS-01が連動できれば完璧なんだけどなぁ〜。

先ずは各選手の走りの概観を分析してみました。



【テスト@ Plus2さん】

トップバッターはPlus2さんです。
アウェイのケイチューンで、しかも遠征初日でコースに慣れていない時の計測だったので、かなり状況としては不利でしたが、どんな走りを見せてくれたのか楽しみです。

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下図が或る1周を走った時のグラフで、セクター毎に背景の色を変えてあります。
 ・青い部分 セクター1 (インフィールド右側)
 ・黄色い部分 セクター2 (インフィールド左側)
 ・赤い部分 セクター3 (外周部分)

セクター1に入ってブレーキを解除したところからスタートし、セクター3・右バンクを周ってきてブレーキングが終了した瞬間をエンドとしてます。

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う〜ん、実に丁寧に奇麗に走ってますねぇ。 流石です。

(A) 一周のうちブレーキを使っているのは2ヵ所のみで、

(B) ホイールスピンを抑えるためにアクセル(赤色)を細目に戻しながらコーナーを立ち上がっています。

(C) ステアリングを中立にしている時間が短く、短いストレートも一つのコーナーとして回っています。

(D) ステアリングをフルに切っているコーナーが幾つかあり、その時間も若干長め(1〜1.2秒)な事から、この時は自身の好みよりはアンダー気味だったのかも知れません。

(D) また、フル舵角でコーナーを回る際に、その前半はスロットルがほとんどオフなので、コーナー初期のアンダーがキツ目でフロントがインに入ってくれるのを少し待ってたのかも知れません。

使用しているボディ(BMW)の空力特性も影響しているのか!?
実にベテランらしい走りであることが判りました。



【テストA 竹っちゃん】

お次は世界戦にも参戦している最速男の竹っちゃんです。

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鋭いブレーキングや豪快なコーナーリングが特徴ですが、データ上ではどのように出てくるのか!
楽しみ〜っ!

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(A) 先ずはグラフを見て驚くのが、アクセルON状態の時間の長さ!
特にセクター3のストレート(一番右の「A」)では3秒ぐらい全開で走ってる!
しかもアクセル開度80〜90%を多用しており、必要以上のアクセル開度は控えてレスポンス向上や燃費確保に努めているのが判ります。

(B) 鋭いブレーキングが特徴なのでブレーキを多用してるのかと思っていたら、なんと1周で2回しかブレーキを使ってない!

(C) そしてアクセルワークで最も特徴的なのがアクセルOFFを多用している点です。
1秒近くOFFにしてるコーナーが幾つかあり、どちらかと言うとEPのように転がして走るタイプなのかも知れません。
竹っちゃんのエンジンはアイドリングが非常に高めなのが特徴ですが、もしかしたらこの走りを実現するためのセッティングの一つなのかも知れませんね。

(D) ±20〜100%の舵角をコーナーに合わせて使っており、フル舵角時の時間も短いところから、自身の思うとおりのセットにマシンが仕上がっているようです。
羨ましい!

マシンをうまくセットして、アクセル全開時間を長くし、ステアリングを大きく切らなくても良い程度にオーバー気味に仕上げる!
これが竹っちゃんの速さの秘密か!?



【テストB I 藤さん】

続いては、カレラカップで常勝中のI藤さんです。

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以前に一緒にエコをやってる時、I藤さんが「クラッチが切れたり繋がったりするのが走ってる最中に判る」と言っていたのを記憶してます。
5感全てに加え6感での走り方、これまた興味津々です。

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(A) スロットルを全開にしてる時間が長いですねぇ。
スパッと全開に持って行ってそれを可能な限り長時間保つ!
竹っちゃんも同じような形でしたが、やはりこれが速さの一つのセオリーかな!?

(B) 特徴的なのは短いフルブレーキを多用している所。
掛けている時間が短いので、減速ではなく荷重移動やタイミング取りが目的みたいです。
セクター2では計3回もブレーキを使い、狙ったラインをトレースしてます。

(C) スロットルOffの状態から加速していく際(開度0〜30%)は、まるでエキスポネンシャル(Exp)を設定しているかのようなスロットルワーク(放物線)になってます。
プロポでExpを設定しているのではなく、恐らくお手々で自然と行ってるんでしょうね。

(D) ステアリングはフル舵角まで使っていますが、ほとんどが±20〜80%の舵角をコーナーに合わせて使っているので、これまた自身の思うとおりのセットにマシンが仕上がっているようです。
クイックな特性が好みなのかな?

荷重移動を積極的に活用しコーナーリングスピードを落とさない。
そして、クラッチ・ブレーキ・サーボ・エンジンと常に会話をしながらマシンと一体となって走る!
う〜ん、やっぱり私には無理だぁ・・・(^_^;)



【テストC U島さん】

お次はケイチューンを知り尽くしているU島師匠です。

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メガグリップ・・・スリッピー・・・どんな路面状況下でも、的確且つ瞬時にマシンと走りを路面に合わせて高次元のタイムをマークしてきます。
その秘密は!? 興味津々です。

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(A) やはりアクセル全開の時間が長いですねぇ〜。
セクター3は勿論のこと、インフィールド(セクター1、2)でもスキ有らば全開!って感じです。
これはマシンのセットが決まっている証拠ですね!

(B) ブレーキは要所要所で使ってます。
フルブレーキ時の時間が短いことから、I藤さんと同様に減速より荷重移動の意味合いの方が大きいのかも知れません。

(C) アクセルワークで最も特徴的なのが、ブレーキング後に間髪入れずにハーフスロットルを入れているところ。
多くの人が「ブレーキ→アクセルOff→ハーフスロットル」という操作に対し、U島さんは「ブレーキ→ハーフスロットル」という操作パターンを採っており、アクセルで積極的にマシンをコントロールするタイプなのかも知れません。
ピッチング(荷重の前後移動)を早くしないとこの様な制御は難しいと思うので、もしかしたらダンパーを固めにセットしてるのかな?

(D) フル舵角付近を多用しており、弱アンダーのセットが決まったマシンって感じです。

(E) 左コーナー→ショートストレート→左コーナーと続く所を、アクセル全開のまま(約2秒)ステアリングを左・右・左と細目に切りながら制御してるのが判ります。
速さに対するU島さんの男気が伝わってくる部分ですね!
お見事!

ダンディな風貌とは裏腹に、アグレッシブな走りを見せてくれるU島さんでした。
かっちょエエ〜っ!



【テストD キーマック】

最後は私のデータです。
想像するに、スロットルは保守的過ぎるぐらいジワァ〜と開閉し、ブレーキはほとんど使わない。
弱オーバー目の特性が好みなので、テアリングはあまり舵角を取らずにチョコチョコと切ってるんじゃないかな?

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さぁ〜、楽しみ〜っ!

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って、想像と全然違う〜っ!
アクセル操作もステアリング操作も汚ねぇ〜。 誰かのマシンみたい・・・ (^_^;)

(A) グラフを公開するのが恥ずかしいぐらいアクセルをガバガバと開閉してるのが判ります。
これだけガバガバやっても走れるんだから、きっとニードル調整が合ってなくて、レスポンスの悪いエンジンになっているのも原因の一つとして考えられます。

(B) ブレーキは人並み・・・いやブレーキも人並み以上に使っていて、

(C) 最終コーナー(右バンク)回ってきたところなんか、1秒以上もフルブレーキ掛けてます!
ブレーキを弱めに設定しているとは言え、こんなに長時間ブレーキを掛けるものなのか?
自分でもこのグラフの人の走りが判らなくなってきた・・・

(D) よくよく見てみると、一見微妙なブレーキ操作(−30〜―50%)を行っているところがあります。
おぉ〜、やるじゃん!って思ったけど、これはブレーキ操作じゃなくて、スロットル戻す時に勢いが付きすぎて戻し過ぎてるだけでしょう。(^_^;)

(E) 主要なコーナーはほとんどフル舵角で回っており、かなりアンダー気味なようです。
誰が弱オーバー好きって言ったのか!?
恥ずかし〜っ!



【比較】

各人のプロポ操作の概観を眺めて見るだけでも、こんなに特徴が判るんですね。
今度は5人の操作を直接比較してみました。

●スロットル
(1)総操作量
1周の間のスロットル操作の総量を、アクセルON側(青)ブレーキ側(赤)で比較してみました。

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アクセルON側の1番はアクセルガバガバ操作の私でした・・・
私のデータは参考にならないとして、やはりU島さんと竹っちゃんのアグレッシブさが数値にも出ますね。
竹っちゃんとPlus2さんのブレーキ量の少なさも際立ってますね。
うまいなぁ〜。

(2)アクセル開度
各人のアクセルON側のスロットル総操作量を100%として、アクセルのどの部分(Off近辺、中程度、全開近く)をどの程度使用しているのか比較してみました。

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U島さんとI藤さんとキーマックが高回転域を多用してるようです。(私はデータ的にそう見えるだけですが)

竹っちゃんはOff近辺は全くなく(!)、中程度と全開近くで走っているようです。
これが高いアイドリングを活用した竹っちゃんの秘密の技なのかな?

Plus2さんの中程度のアクセル開度が多いのは、やはり丁寧なアクセルワークの現れですね。
奇麗っ!

(3)ブレーキの掛け方
各人のブレーキ側のスロットル総操作量を100%として、ブレーキ操作のどの部分(Off近辺、中程度、全閉近く)をどの程度使用しているのか比較してみました。

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ブレーキ側はあまり差は無いようで、やはり皆フルブレーキ状態の時間の長さでブレーキ力を調整しているようです。



●ステアリング
(1)総操作量
1周の間のステアリング操作の総量を比較してみました。

やはり、スロットル操作で判ったキャラクターはステアリング操作でも同じようです。
そりゃそうか!

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(2)舵角の状況

各人の総操作量を100%として、ステアリングのどの部分(Off近辺、中程度、フル舵角近く)をどの程度使用しているのか比較してみました。

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Plus2さん、I藤さん、竹っちゃんは、フル舵角近辺(舵角67%以上)は相対的に少なく、比較的マシンがよく曲がる方向に仕上がっているのかも知れません。

一方、U島さんと私(キーマック)はフル舵角近辺を多用しており(特に私)、弱アンダー気味が好みなのかも知れません。

(3)左右の切り方

最後にステアリングの左右の切り方を比較してみました。
右回りのコースなので、当然ながら皆右方向の舵角(赤)左方向の舵角(青)より多くなっています。

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U島さんとI藤さんは、左右方向の舵角量が大きく乖離(10%以上)しており、他の人に比べて右方向により大きくステアリングを切っています。
私のデータはたまたまですが、もしかしたらU島さんとI藤さんは右コーナーはアンダー強めにセットしてるのかも!
それとも右は舵角を小さく設定(D/R)してるのかな?
う〜ん、今度真相を聞いてみよっと。



と言う訳で、テレメトリーロガーシステムを用いた5名のコンペ・ドライバーのプロポ操作分析でした。

概観レベルで比較するだけでも、いろんな事が判ってくるものなんですね。
恐るべし、テレメトリーロガーシステム!

次回「詳細編」へ続きます。

ではでは

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